2022/07/13 すっきり暮らすための収納②

家づくりの永遠のテーマ「収納はたくさん欲しい」について数字で表した調査があります。

収納面積の割合は戸建て住宅の場合約12%でだいたいの方が満足するそうです。
収納率が上がれば満足度も上がるかというと、14％を超えたところで満足度は上がらなくなるという結果も興味深いです。そして既存住宅では7～8％の収納率と言われているので、みなさんが「収納はたくさん欲しい」とおっしゃるのも納得の数字ですね。

私の経験から言うと収納スペースを必要以上につくると要らない物が増えます。そしてそこにしまった事も忘れて同じものがあちこちから出てくるという現象もおきます。例えばパントリーがあるとついつい買い置きしたくなり気が付いたら同じものが3個も4個もあって最後には賞味期限過ぎちゃった・・・はよくある失敗です。

さらに言うと収納のスペースを増やすと家が大きくなり金額が上がります。若しくはリビングや寝室など居室が狭くなります。夢のマイホーム、本末転倒の事態です。

家のプランニングのときには具体的に家族それぞれの動線をイメージして（これが大事）収納量を考えましょう。

前置きが長かったですが、今回ご紹介したいのは（ひらおか建築では標準仕様の）トイレ収納です。

トイレットペーパーが12ロール収納できて、白い壁の中にさりげなく埋め込むのでスッキリしています。ペーパーホルダーに紙がない！！なんて時も慌てずに座ったまま取り出せる位置につけるのでご安心ください。

これなら、12％の収納面積にトイレットペーパーのストックを置かなくても大丈夫です。空いたスペースには何を置きましょうか？